上に立つ人の資質=卓越した存在感・人間力

そこに伴うのは品格とリーダーシップ

 

 

エグゼクティブプレゼンスとは なぜ必要とされるのか 誰のためにあるか

特にこんな人たちに必要 よくある誤解 学びの内容

 

 

■エグゼクティブプレゼンスとは

 

「上に立つ人に求められる資質」を表すビジネス用語

 

エグゼクティブプレゼンス(Executive Presence)とは、「幹部の、上質な」という意味の「エグゼクティブ」と、「存在感」とが組み合わされた言葉、「エグゼクティブプレゼンス」は、「上の人に求められる資質」を表すビジネス用語です。

その中身をわかりやすく言うと、以下がふさわしいでしょう。

●︎短時間で人の心をつかみ信頼を得る魅力
●︎人を動かす真のリーダーシップ・影響力
●︎全身に漂う「ワンランク上」の雰囲気

 

「エグゼクティブプレゼンス」は、その人の持つ能力や価値をわかりやすく表現、演出するスキルです。また魅力やマインドがもたらす総合的な「人間力」です。「一流の存在感」とも訳され、欧米では自然に上に立つ人や選ばれる人は「持っている」とされるものです。

 

 

どの時代にも”自然に上に立つ人””選ばれる人”は 持っている

 

「社会的に高い地位・職位や社格にある人、高い専門性を持つなど指導者的立場の人」つまりリーダー的なポジションにある人には常に周囲から期待されるものがあります。例えばオーラのように感じるもの、上に立つ人にふさわしい卓越した存在感、一流を感じさせる上質な雰囲気や振る舞い、などです。

また、そのポジションや役割、責任、キャリアや年齢によっては「豊かな経験値を感じさせる大人イメージ」「品格」「余裕」「落ち着き」なども期待されます。

昔から「自然に上に立つ人」「選ばれる人」は、このような存在感や雰囲気、振る舞いを身につけ、周囲に品格や余裕、落ち着きを感じさせます。これらが「エグゼクティブプレゼンス」です。つまり「エグゼクティブプレゼンスを持っている」ことは、上に立つ人そして常に選ばれる人の条件とも言えるのです。

 

 

■なぜエグゼクティブプレゼンスが必要とされるのか

 

周囲の人のため:「上に立つ人はこうあってほしい」が当然の思い

 

「どこか違う」「さすが」と感じる要素で納得させてほしい、というのが成功している人、社会上層部や自分の上位にいる人に対して多くの人が持つ気持ちです。

欧米では古くからこのような要素は「上に立つ人に必要な資質」として当たり前のように認識されてきました。日本ではまだ知らない人も多いですが、欧米の場合「エグゼクティブプレゼンス(Executive Presence)」という言葉は誰もが知るごく一般的な言葉です。

 

自分の成功のため:「さすが」「できそう」心理的優位がビジネスを加速させる

 

また、「エグゼクティブプレゼンス」は他人に「さすが」と思わせるような、優れた印象を与えます。このような印象を持つ人は実際にビジネスシーンでも強いのです。
なぜなら、心理的な優位性を得やすいからです。誰だって目の前にいる人間を通して、ビジネスのクオリティを測ります。優れた印象と凡庸な印象の人間では、生み出せる金額も変わります。ビジネスの現場で常にそのような優位性を持てるようにするのは、大切なビジネススキル。初対面の挨拶、商談、プレゼン、営業、人が能力を発揮するあらゆる場面で役立つ武器となりビジネスを加速させます。

 

 

能力活性化のため:能動的に行動選択できる、客観的・戦略的な思考も必要

 

身だしなみや服装、態度や物腰、洗練された動作や話し方、公共の場でのマナーも含めて、優れた振る舞いが「人の上に立つ者」には必須と考えられています。しかし、そのような表層にとどまらず、思考のあり方もまた「エグゼクティブプレゼンス」のひとつです。

ふさわしい振る舞いのためには、自分で意図を持ち能動的に行動選択できる、客観的・戦略的な思考も必要とされます。また、表面的な装飾にとどまらない、高い資質を示せる表現力や必要に応じて適切に自分に演出を施せる力も必要であり、それこそがビジネスパーソンの、ビジネスのセンス・スキルと合致するのです。

 

 

■誰のためにあるか

誰もがどこかで必要になる「エグゼクティブプレゼンス」

 

エグゼクティブプレゼンスは誰のためにあるか。それはすべてのビジネスパーソンのためです。

「エグゼクティブ」という語感から、「ごく一部の限られたトップ」だけが必要なものだと思う人もいますが、そうではありません。社会で自らを上昇させようとする人すべてに必要となるものです。

社会では仕事などの実力で評価されるのが当然。しかし、仕事の出来だけで評価される時期は意外と早く終わります。問われ始めるのは「プラス・アルファ」です。

昇格、独立、など 人は誰でも成功の過程で上に立ち、リーダー的役割を多く経験していくことに なります。そこでは、上に立つ人にふさわしい資質が 感じられるかどうかが成功の分かれ目です。

仕事だけにフォーカスすると信頼は手に入らず、下から慕われもしません。ですから、必ずどこかで「その人が高いクオリティを持つことを示す人間力」が求められるように なってきます。 選ばれる人になるなら、その人間力=エグゼクティブプレゼンスを身に備えておかなければ困ることになります。

また、誰もが社会で活躍の幅を広げる過程ではリーダー的なポジションにある必要が何度も出てきます。そのようなときに「なるほど、リーダーにふさわしい」と周囲が納得する資質を持ち合わせていることでリーダーシップが発揮しやすくなります。

このように「エグゼクティブプレゼンスを身につけ、磨くこと」は、あなたを含めて誰もが当事者と考えていいことなのです。

 

さらに、その人自身のためだけではない、ことも伝えたい

 

エグゼクティブプレゼンスは、もちろんその人がご自身の価値を可視化し、自分の魅力を最大限に伝えることで、信頼されやすくなり、より高く評価され、より成功しやすくなるために大いに寄与します。

しかし、その人自身だけではなく、その人の周囲の人にもこれらの恩恵があるものなのです。

 

その人に関わる相手が、関わることに誇りを持てるようになる

エグゼクティブプレゼンスがある人は、このような特徴がある存在です。

●短時間で人の心を掴み 信頼を得ることができる魅力を持つ

●真のリーダーシップ、説得力、影響力で 人を動かせる

●全身に「ワンランク上」の雰囲気をまとう

周囲にとっては、一緒にいて信頼を感じるに十分な特徴です。安心してコミュニケーションができ、また「さすが」と感じることで自然と良い刺激を受けます。

部下にとっては、上にいる人間のプレゼンスが向上の元となります。誰だって尊敬できる人、憧れる人が近くにいれば「あんな風になりたい」と意欲がわくはずです。

逆に「どうしてあんな人が自分の上に」 と感じる人が多ければ、意欲やモラルは決して上がりません。

エグゼクティブプレゼンスがある幹部が多い会社では、自然と健康的な企業文化となり、無理なく統率がとれやすいものなのです。

 

企業や組織のブランドを自然に上げる

企業であればそのブランドは上質に感じられます。商品の品質やサービスもイメージ高く見られるのです。自営の方であれば、本人のプレゼンスは尚更ブランドイメージのために重要です。顧客は、あなたがいることで、あなたが関わる商品やサービスを利用できることに安心と心地よさを感じます。

自然に「いいなあ」と感じられる存在の人間は、その人の周りに良い心証を与え、周囲の空気を心地よくします。自分がそんな人になること、そんな人を増やすことが、実は社会や経済に良い影響を与えていくものなのです。

あなたに関わる相手が、関わることに誇りを持てるようになる。そんな存在になることで、あなたは周囲に大きな価値を与えられるということなのです。

 

■特にこんな方たちに必要な「エグゼクティブプレゼンス」

今すぐに身につける必要があるのはこんな立場の方たち

 

経営幹部・役職者

「上に立つ」人にふさわしく、振る舞いを格上げ
女性リーダー

凛としたプレゼンスで後進のロールモデルとなる
専門家・コンサルタント

知性や行動力を体現し、強い信頼感を呼ぶ
ビジネスパーソン

選ばれ続ける人になる存在感を早期に身につける
高額/コンサル型営業担当

顧客の期待や信頼を醸成する空気感を体得する
起業家・自営業

自身を高く売るためのプロフェッショナル感を磨く

 

現状に課題があるこんな方たちにこそお勧めします

 

上記以外にも、こんな課題を持つ人なら「エグゼクティブプレゼンス」のトレーニング方法が役立ちます。

    • 実際の役職などより格下に見られる
    • あまり人に覚えてもらえない
    • 軽く見られる/頼りなく見られる
    • 振る舞いに自信がない
    • 仕事に自信があるが、成績が伸びない
    • 余裕や落ち着きを身につけたい
    • 説得力、影響力を高めたい
    • 大人の社会人としてきちんとしたい
    • 役割の重さにに比例して成長したい
    • 部下に慕われたい
    • 自分を洗練させたい
    • グローバルに通用する立ち居振る舞いを身につけたい
    • どこに出ても恥ずかしくない自分になりたい
    • キャリアや年齢にふさわしいヒューマンスキルを身につけたい

 

 

■エグゼクティブプレゼンスについてよくある誤解

生まれつきの才能でしょう?=NO

 

「エグゼクティブ・プレゼンス」は「天賦の才」、つまり生まれつきの才能ではありません。非常に常識的なことを後天的に身につけていくことで身にまとえるものなのです。 もちろん、生まれつき人とは違う雰囲気を持っていたという幸運に恵まれた人はゼロではありません。

しかし、社会で活躍し人から「さすがだ」「一流だ」と思われている人のほとんどが、成功の階段を昇って行く過程で自分に必要なものに気づき、身につける努力をしています。

ただ、身につけるために真に役立つトレーニングは、日本では少ないです。ですから、IAPCのノウハウを身につけたコンサルタントが知識やスキルなどのノウハウを伝えることは重要なことなのです。

 

 

上品なマナーやおしゃれのことでしょう?=NO

 

エグゼクティブプレゼンスへの理解がまだ浅い我が国では、このような誤解が非常に多く見られます。

もちろんエグゼクティブという社会上層部の人間に求められるイメージは「大人」「品格」「余裕」があります。ですから、ふさわしい身だしなみや服装、公共の場でのマナーは当然必要です。そして、ポジションの高い方でありながら心もとない場合には、早急に磨いていただく必要があります。

しかし、真に「さすが」と思われる存在感を持つ人となるには、受け身の状態で、ただ上品マナーの講習やおしゃれな服装の提案で満足していただいてはダメなのです。

大事なことは自分自身が自分のために、身につけるものから振る舞いまでを「選ぶ」意志を持ち、客観的・戦略的な意図を持って選ぶ態度であることです。その意図を助けるのが、いざ選ぶときの「知識」です。確かな選択肢を持つための学びをしていただくことがIAPCの重要な役割です。

 

背伸びしてエグゼクティブを演じることでしょう?=NO

 

「プレゼンス」「エグゼクティブプレゼンス」は空の自分に無理やり演技をさせることではありません。その人が持つ魅力や能力をより高い表現力、より良い自己演出力で「可視化」することです。
誰しも自分の魅力や能力を十分に見せられているわけではありません。自分で気がつかなかった部分に意識を向け見せ方や行動を変えるだけでもその人の存在感は変わるのです。
IAPC発のトレーニングでは、外見の印象を高めながら、内部の意識を高め、その人のブランドと必要なマインドを確立します。その過程で上のステージに求められる知識を吸収していく進め方ですので、演じるのではなく的確な自己表現、自己演出ができるようになります。いわば「一皮むけた」状態で、望むステージに向かいやすくなるのです。

 

 

 

■学びの内容

 

トレーニングやアドバイスの項目

 

人を惹きつけ、人に働きかける力を持つ人に共通するのは、いくつかの心得や基本を身につけています。それは、下にある9つの項目における基礎知識やスキルです。

IAPCのノウハウは、「エグゼクティブプレゼンス」を身につけ、磨くトレーニングを行うために、この9つの項目を基本としています。

コンサルタントに必要な知識も、この9つの要素から成り立っています。これら9つの項目を体系的に身につけていくことで、効果的にプレゼンスを磨いていくことができるのです。

また、人がエグゼクティブプレゼンスが不足していると考えられる現状にある、というときにはこれら9つの項目のどれかがスタンダードレベルに達していないことが考えられます。その項目のブラッシュアップを重点とすることで、早期にプレゼンスのレベルアップが可能となることを覚えておいてください。

 

表情・視線・姿勢

パッと見た外見・表現力に影響する要素

 

動作・基本の所作

洗練された印象・品格・自信に影響する要素

 

声・話し方

印象・表現力に影響し影響力にも関わる要素

 

服 装

映えるだけでなく立場や役割や実力を適切に表現するための要素

 

心理学・コミュニケーション

人の感覚や思考、記憶への影響で存在感を左右する要素

 

ソーシャルセンス(エグゼクティブ・マナー)

品格・自信を際立たせ、社会的な評価によって存在感を高められる要素

 

プレゼンテーション

理論と感覚で人を説得し行動させる能力として、影響力に大きく作用する要素

 

リーダーズマインド

リーダーとしての価値となる精神性や価値観、共感力で、自他の信頼の核となる要素

 

メンタル・自己イメージ

自律と浮揚の力と自己理解の力で、最適な振る舞いの選択を可能にする要素

 

 

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